松葉生活のコツと注意について考えてみる:足の怪我は日常の中で突然訪れる

8月最終の台風の日に左足首の靭帯を切ってしまいました。少しの期間とはいえ両松葉杖の生活は、あまりにもキツかったので、使い方のコツなどを少々伝えられたらなと。

はじめに

経緯の詳細は省きますが、端的にいえば雨風の中、出勤中に段差で足を滑らしてしまったのです。昼過ぎまで様子を見ていたのですが、痛みは引くどころか悪化していくばかり、観念して病院に行きレントゲン、超音波で検査した結果「靭帯切れてますよ」との診断。

あえなく完全免荷、シーネ固定・両松葉杖4週間となってしまいました。

室内でも完全免荷とは言われましたが「はいそうですか」とはいかず、次の日から普通に施術はしておりました。幸い当院の施術はダイナミックに身体を使わないので、あまり注意がいかない方には怪我自体気付かれなかった様です。

困ったのが両松葉杖での移動です。

20代の頃、派手に靭帯をやった時にかかった病院が、近所でも有名なヤブ医者だったせいで(当時は身体の知識は皆無)受傷した左足首は弱くなってしまい幾度も捻挫を繰り返しました。おかげで?ギプスやシーネ、片松葉杖の経験はそこそこ豊富なのですが両松葉杖での生活は何気にお初。

とにかくキツいですね、2日目には掌に豆が出来て潰れ、9月中はずっと体が筋肉痛でした。

松葉杖のコツ

松葉杖を使うにあたり初めに想像するのが振り子運動です。が、実際にその動きをやってみるとバランスが悪く体力の消耗も激しいのですね。もちろん初めて松葉杖を使う際はレクチャーがあるのですが、完全平面の室内から人が多く行きかい、かつ路面状況が悪い屋外にいくとちょと焦ってしまうのもあります。

松葉杖未経験者のイメージ

若い世代ならダイナミックな移動も楽々かもしれませんが、やはり中年以降になるとそうはいきません。実際は少し小股で歩くぐらいの歩幅で移動するのがベストです。

・身体の少し前の杖を出す。一足か一足半くらい。

・次に身体を杖の横まで移動、欲張って杖より大幅に前に出ない。

これを繰り返して移動するのが安全かつ体力の消耗を最低限にとどめる、両松葉杖での移動方法です。

欲張らないのがコツ

実際、駅から当院まで約7分の距離を、当初は何度となく立ち止まって休んでいたのですが、コツを掴んでからは休むことなく移動することが出来るようになりました。

これだと移動に時間がかかると思うかも知れませんが、休まない分このほうが早く移動できます。

松葉生活の注意

・松葉杖を使うと分かるのですが、道は全く平らではなく端の方は下がっています。松葉杖での移動は道を塞いでしまうしノロノロ移動なので、つい気を使って端に行ってしまいますが、可能であれば真ん中を移動できると良いと思います。

・とにかく歩きスマホが恐怖です。向こうは気付かないので、早めに挙動を察知して回避しましょう。

・二次災害を防ぐためにも、バランスを崩して危ないと思ったら怪我した足でも迷わず着いてください。

そこそこ重症だとシーネが取れた後も、装具を嵌めて片松葉杖を暫く使う羽目になりますので、足元には注意ですね。

さいごに

怪我なく毎日を過ごすのが一番ですが、アクシデントはいつ起こるか分かりません。この記事が何かの時の参考になれば幸いです。

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