休んでいるのに疲れが抜けないのはなぜ? 過緊張タイプの「回復できない体」の特徴

来院される方の悩みに『休んでいるはずなのに、疲れが抜けない』『しっかり寝たのに、朝から体が重い』というものがあります。

これは本当によく耳にする悩みなのですが、いかんせん”病気らしい病気”と言いにくいという事もあり、病院に行っても「ゆっくり休んで下さい」と、この一言で済まされてしまうケースもしばしば。

ビタミン剤や漢方などでお茶を濁しながら、こういった状態をだらだらと継続させてしまい困った挙句、当院のようなところに、頼らざるを得ないといった具合です。

ただ、長年こういった症状と向き合ってきた経験からいうと、これらの状態は単なる「疲労」ではなく、体の緊張状態も大きく関係していると考えます。

休んでいるのに疲れが抜けない人の特徴

まず特徴として以下のものが良くみられます。

・じっとしていても、体のどこかに力が入っている
・呼吸が浅いと言われることがある
・音や人の気配に敏感で気が休まらない
・「リラックスしよう」と意識すると逆に疲れる
・マッサージを受けても、すぐ元に戻る

このタイプの方は、体が「休んでいるつもり」でも、その実、戦闘態勢が解除できず緊張した状態が続いていることがあります。

こうした「力が抜けない状態」は当院では過緊張と呼んでいます。

過緊張については、こちらのページで詳しく解説しています。
過緊張の仕組みについて詳しくはこちら

体は「何を回復」と判断しているのか

「ほうほう、ではその戦闘状態を解くにはどうしたらいいの?」となるのですが、まず一般的に

・力が抜けている
・呼吸が自然に行われている
・周囲を危険と判断していない

こうした条件がそろったときに、体ははじめて「回復モード」に入りやすくなります。

逆に言えば、自分の部屋で横になっていても、体の警戒が解けていない状態では、本人が休んでいるつもりでも回復は進みにくくなるのですね。これには、自律神経の調整がうまくいっていない状態が関わることもあります。

詳しくは、以下のページで説明しています。
自律神経の乱れと身体のサイン

過緊張タイプが回復しにくい理由

中でも、過緊張タイプの方は、無意識のうちに

・姿勢を保つ
・身を守る
・周囲に気を配る

といった反応が続きやすい傾向があります。

その結果緊張した状態が「デフォルト(基準)」になってしまい、力が入っている状態が普通になってしまいます。

こうなると、休もうとしても体の側が「いや、まだまだ油断は禁物でっせ」と判断し、緩む方向に切り替わりにくくなってしまうのです。

ストレッチやマッサージで一時的に楽になる理由

まずはじめに思いつくのはマッサージやストレッチだと思います。実際、強く押したり伸ばしたりすると、一時的に血流や感覚が変わり、楽になったように感じとても気持ちがいいものです。

もし注意するとすれば、体の緊張の基準が変わっていない場合、時間がたつにつれて元の状態に戻りやすくなります。他にも普段生活に戻って、再び緊張状態を続けていても同様です。

これは「筋肉だけ」の問題ではなく、体全体の緊張の設定が関係しているためです。

当院が大切にしている考え方

当院では、無理に力を抜かせようとするのではなく、体が自然に緩みやすい状態をつくることを重視しています。

強い刺激を与えるのではなく、体の反応を観察しながら、緊張が下がる方向へ整えていきます。

「休めるのが当たり前の体」に近づくことで、回復しやすい状態を目指します。

このような方に向いています

・休んでいるのに疲れが取れない
・力を抜こうとしてもうまく抜けない
・首や肩のこわばりが続いている
・自律神経の乱れが気になる
・刺激に敏感で疲れやすい

このような傾向がある方は、体の緊張状態が関係している可能性があります。
この記事を読んで、「自分もこのタイプかもしれない」と感じた方は、一度ご相談ください。

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