倒流香炉は良いものだが注意も必要だと思った実体験

先日、倒流香炉というものを購入しました。たまたまネットで見かけたのが切っ掛けなんですが、お香の煙が上へ立ち昇るのではなく、下へと流れてくるようになっていて凄く雰囲気がいいなと思ったのです。

お店の玄関に置き、お客様の来院時に合わせてお香を焚けば、さぞかしいいだろうと少し心が躍ったのですね。

最近Drコパの風水にハマりかけている私は玄関に置くなら龍だよねと、龍のデザインの倒流香炉をいそいそと探したのです。

これは、カッコいいぞと早速お香を焚いたのですが「んっ?」

「あれっ?」

臭いのです。キャンプ場で焚火をしながらタバコを吸ったような香り、ひいき目に考えても癒されるなんて香りではありません。すぐに気持ち悪くなり、窓を全開にして換気。香を外し水に漬けてネットで調べてみると、思いもよらない事実が判明しました。

倒流香炉専用のお香を使わないと煙が下に流れないのですが、そのような煙を出すために専用のお香にはタールが混ざってるとありました。タールで煙の比重をコントロールするそうです。

であればタバコ臭いのも納得ですが、それとは別に煙臭いのは香の質の問題なのでしょうか?

ともあれ、すっかり意気消沈してしまった私は、新しく香を買う気にもなれずにお香は処分し、普通に香立てとして使う事にしました。ただケチが付いたので色を塗って気分を変える事にしたのです。

この黒の上に
青銅っぽい下地を塗り

スプレーを使わないのがミソなのです。

ブロンズと
アンティークゴールドを重ね

最後に金を塗って出来上がったのがこちら、風合いを出したいので色ムラは残しました。何と言っても玄関に置くのですから金ピカにしたかったのですよ。うん、中々縁起物っぽい。

気に入ってはいるのですが、工程のいくつか前で止めておいても良かったかなとも少し思ってたり……、まぁ徐々に劣化して下地が出てくれば、また良い味が出るでしょう。

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