今は様々な参考文献がありますので、既に承知の方もおられるとは思いますが、初めてHSPという言葉を聞いた人のために有名なチェックリストを紹介します。
HSPは病気ではなく気質ですので、あくまでも参考の基準とお考え下さい。
- 自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうである
- 他人の気分に左右されてしまう
- 痛みにとても敏感である
- 忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃げられる場所にひきこもりたくなる
- カフェインに敏感に反応する
- 明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい
- 豊かな想像力を持ち、空想に耽りやすい
- 騒音に悩まされやすい
- 美術や音楽に深く心動かされる
- とても良心的である
- すぐにびっくりする(驚いてしまう)
- 短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
- 人が何かで不快な思いをしている時、どうすれば快適になるかすぐに気づく(電灯の明るさを調整、席を替えるなど)
- 一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ
- ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける
- 暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
- あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり神経が高ぶる
- 空腹になると集中出来ない、気分が悪くなるといった強い反応が起こる
- 生活に変化があると混乱しやすい
- デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
- 動揺するような状況を避けることを普段の生活で最優先している
- 仕事をする時、競争させられたり、観察されていると緊張していつもの実力を発揮できなくなる
- 子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた
以上の項目の中で12個以上に当てはまった方は、おそらくHSPといってもいいかと思います。
ただし当てはまるものが僅かでも、それが非常に強い傾向にあればHSPである可能性があると考えられています。
参考文献
ささいなことににもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。 エレイン・N・アーロン著 富田香里訳
鈍感な世界に生きる敏感な人たち イルセ・サン著 枇谷 玲子訳
「敏感過ぎて苦しいが」たちまち解決する本 高田明和著
敏感過ぎるあなたが平気で生きる方法 吉越青生著
「繊細さん」の本 武田友紀著
HSPの教科書 上戸えりな著
敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒント イルセ・サン著 枇谷 玲子訳
「敏感」にもほどがある 高橋敦著