整体

整体処りら福で行っている整体法について

当院の施術は中国の推拿整体をベースにしております。

臨床を重ねるうちに無痛だったり瞬間的な刺激をいれる手技に変化していきましたが、やはり推拿が根底にあることは否めません。特に当院の施術の特徴である持続圧は、正に推拿のそれであり整体師として15年が経つ今、改めて原点回帰をしているところです。

推拿整体とは

中国伝統医学に基づいた手技療法の一つであり、身体の痛みや緊張を緩和し、健康を促進するために広く用いられています。この療法は、患者の身体に手を使って圧力を加えることで、筋肉や関節のバランスを整え、エネルギーの流れを改善することを目的としています。

推拿整体の施術は、東洋医学の理論に基づいて行われ、特に経絡や経穴を重視し、体内のエネルギーである「気」の流れをスムーズにすることで、自然治癒力を高めるとされています。これにより、痛みの軽減、筋肉のこりの解消、ストレスの軽減、血行の促進、消化機能の改善など、多くの健康効果が期待できます。

推拿整体は、特に肩こりや腰痛、頭痛、疲労、不眠症などの症状に効果的とされており、施術は通常、熟練した専門家によって行われます。また、施術の際には、患者の体調や状態に合わせて、さまざまな手技が組み合わせて用いられるため、個々のニーズに対応したケアが可能です。

推拿整体は、薬を使わない自然療法として、健康維持や病気の予防にも役立つとされ、古くから多くの人々に親しまれている伝統的な治療法です。本場中国では推拿科拿整体は、薬を使わない自然療法として、健康維持や病気の予防にも役立つとされ、古くから多くの人々に親しまれている伝統的な治療法です。本場中国では医大に推拿科があり医療として認められているものです。

※当院では安全性を重視し、コリのある個所を集中的に強く押したり、ボキボキと骨を鳴らす整体法は行っておりませんので、強押しや骨を鳴らす爽快感を味わいたい方には不向きかと思います。

施術の最中、筋肉や筋膜とまた違う、流れのようなものを感じるようになりました。表現は難しいのですがえエネルギーの膜のようなものです。

次にこれらのツレや歪み、断裂を感じ、これを修正するために「意識の手」を育てることに注力したのです。意識の手が育ったことで脳へのアプローチも試みるようになり、完璧とはいいませんが一定の効果がみられたので、新しい手技概念として当院のメニューに「からだコード・脳コード」として組み込むことにしました。

『からだコード』は、筋膜・関節・神経といった身体構造の“テンション(緊張)”の偏りや流れを読み解き、その“コード=身体からのメッセージ”にアクセスする独自のボディリーディング法です。

ただ筋肉を緩めるだけでは届かない、深層の緊張やエネルギーの膜にアプローチするために開発されたもので、触診とエネルギー感知を統合した高度な手技感覚を用います。

  • 触れたときに感じる“違和感”や“断裂感”
  • 筋膜のゆがみや偏った体のパターン
  • 自覚のない防御姿勢や感情ブロック

これらを『コード(信号)』として捉え、全身のつながりの中で読み取り、必要な方向へ導いていくのが『からだコード』の基本です。

「姿勢」や「症状」ではなく、「その人全体」を読む――
それが『からだコード』の真の目的です。

『脳コード』は、思考パターン・感情のループ・HSP傾向など、意識のクセが“脳の使い方”として身体に表れていることに注目し、脳と身体の“神経的な回路”を調律する施術概念です。

脳の各領域には、それぞれ以下のような働きがあります:

  • 前頭前野:思考のクセ・自己評価・未来への不安
  • 側頭葉:聴覚・記憶・過去の再体験
  • 後頭葉:視覚処理・他者との距離感
  • 小脳・脳幹:無意識の緊張・自律神経の偏り

これらの“脳コード(活動の流れ)”が、姿勢・筋緊張・感情反応として表出します。

『脳コード』では、身体から見える“脳の偏り”を手の感覚で読み取り、必要な部位に対して「意識の手」でアプローチします。タッチは軽く、感覚は深く――まるで“脳に語りかけるような施術”です。

「どうしても抜けない不安」
「繰り返してしまう思考のパターン」
「原因不明の身体症状」

そんな方にこそ届いてほしい、“脳と身体の関係性”に注目した新しいアプローチです。

当院の施術は心身の過緊張を緩めることを得意としています。

基本的には一般的な施術で行う強い刺激を入れず、時間を掛けて緊張を解いていきます。

例えばHSPの方などメンタル疲労を起こしやすい人はアンテナを張り続けていますので、主に頭部を中心としてエネルギー療法を併用し、心身共に緩ませるような整体を行います。

例えば日常のこんなことに心当たりがある方は是非。

  • 他人が怒られていると自分がドキドキしてしまう。
  • 人込みの中に長時間いるとぐったりしてしまう。
  • ちょっとした音にも過敏に反応してしまう。
  • 少しでも否定的な意見がいつまで経っても忘れられない。
  • マルチタスクが苦手。
  • 競争させられることが、とても苦痛に感じる。

浸透療法・肘圧法

浸透療法とは肘を使って深部のコリや筋膜を緩める技術です。

この手技のはっきりとした出自は不明ですが、推拿整体の肘圧法の派生の技術と推察されます。

一般的に指を使った押圧で深部の筋肉までアプローチすることは難しいのですが(勿論、訓練された指圧師・マッサージ師の方は指でしっかりと深部の筋肉に働きかけることが出来ますのでその限りではありません)硬く鋭い肘を使い肩甲骨や体幹部のコントロールで安定的な圧を加えることが可能になります。

浸透療法はじんわりとした持続圧をかけ続ける事で筋膜や結合組織を緩めつつ体からの反発を極力押さえ、そのまま深部にまで圧を浸透させ凝り固まったインナーマッスルを緩めることが可能になります。

深部に働きかけることで、過緊張による筋骨格系の様々な不調を緩和させることが可能になります。

西洋的な「深層筋圧法」という同じような目的の手技があるように、インナーマッスルを緩めることは不調の緩和にとって有益な方法といえます。

私の持つ整体手技の主軸武器ともいえる手技です。

※整体施術に絶対これが正しいという事はありません、人体の理解が完全に証明されてないからこそ、腰痛や肩コリに始まる、体の不調はなくならないのです。それに伴い新しい知見、経験から自らの整体施術をスクラップ&ビルドしていくことは重要だと感じ実践しております。

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