今までの経験が思わぬところで役に立つという例を一つ。
僕は整体師になる前は家族経営の焼き鳥屋を手伝っていました。
(実は高校を出た後、専門学校で調理師の資格を取っていたんですね、ビックリ)
諸々の事情で焼き鳥屋を営んでいた両親が田舎の鹿児島に移住する事になり僕と弟は東京に残りました。
さてここからは話を端折りますね。
いざ整体学校に入学した当初。右も左も分からず、言われるままにツボらしき箇所を押し、手順通りにカリキュラムを進めていたのですが自分的にはイマイチ要領を得ませんでした。
しかし講師の発したある言葉が僕の中ではまっていなかったピースをはめたのです。
「骨から身を剥がすように」「筋肉の繊維を意識して」
この瞬間僕の中で何かが変わりました。
そうです、僕は焼き鳥屋時代に下ごしらえで、散々鳥肉を包丁でさばいていたのです。
丸ごとの鳥ではなかったのですが、手羽先などを裁く際に文字通り骨から身をはがし、肉がつぶれないよう繊維にそって包丁を入れていたのを思い出しました。
その事が腑に落ちた瞬間から、筋肉のふくらみ、揉みほぐす際の手の角度などがビックリするほどしっくりくるようになりました。
福山
自分の中では整体の世界に入ってから最初の革命だったと思っています。
それからはもう学びが楽しくて楽しくて毎週末が待ち遠しい日々が始まった訳です。
いかかですか?あくまでも僕の例ですが実際に経験が思わぬところで生きた実例です。
特にスポーツ歴もない体の素人でも何とかなるものです。
思い立ったが吉日、さあいつから始めますか(^^)