睡眠や入浴、ちょっとした運動習慣などで体を気遣っているのに、中々疲れが抜けない、肩コリや頭痛が取れないな~?なんて方は意外と多いように思います。
そんな状態の時。もしかすると「タテ呼吸」になっているかも知れません。
タテ呼吸って?
通常、呼吸の際には胸郭が上下左右、特にヨコに大きく拡がる事で空気を一杯に吸い込んで新鮮な酸素を体中に巡らせ、疲れにくい元気な身体を維持しています。
ただ心身の緊張が強かったり疲労が蓄積すると、首も肩も前に落ちてしまい胸郭が広がれなくなってしまうんですね。
それでも呼吸はしなくてはなりません。
なんとか呼吸をしようと体は頑張り、ヨコに拡がらない代わりに肩をすくませるようにしてタテに胸郭を使うようになります。
その時に無理に使う肩首周りの筋肉が過剰に緊張してしまうので結果として、慢性的な肩こりや頭痛に悩まされるという悪循環になってしまうんですね。
自分がタテ呼吸か知るには?
簡単な方法としては鏡の前に立って両手を下げて下さい。
その時、手の甲が見えていたら肩が前に巻いてしまっている目安になりますので、ちょっと注意したほうが良いかもです。
背泳ぎの様に肩が耳につく位、大きく腕を後ろに回す体操はよい解消法になります。
それでも対処できないくらい固まってしまっている時は、筋肉を緩めるプロに任せてみるのも一つの方法だと思います。
「脱力・血流・呼吸」は健康の秘訣になりますので、出来れば仕事中や就寝前でも気が付いた時に挙がった肩を下して、力を抜く習慣を付けると良いかと思います(^^)