施術者の中にも手が硬い人がいます。
今回のお話しは文字通りの手を”ガチガチに固めてしまっている”状態と”タッチ”の強弱と思って頂ければ良いかなと。
施術方法であえて硬く使う目的がある事を除けば、施術において”硬さ”はマイナスに作用することの方が多いんじゃないかと思います。
手の硬さが生じている時は気持ちか体が”力んで緊張している”事が殆どなのですが、硬い状態で相手に触れると防御反応が起こって、せっかく緩みたいな~と思っていた体も硬くなっちゃいます。
反対に上手い具合に柔らかく触れることが出来ればアレッ?と思う位に筋肉がフンニャリと緩んでいくので面白いものです。
因みに僕は整体は営業や接客の仕事に似ていると思っていて、例えば電話や店頭販売でもグイグイ来られるとこっちも身構えてしまって、場合によっては不快感すら覚えたりしませんか?でもちゃんと順をおって丁寧な接客や説明をしてもらえれば、こちらも気分良く商品を買えるじゃないですか。
整体施術も施術者が緊張して肩に力の入ったゴチゴチの硬い施術をしてしまうと相手も自分も疲れるだけで結果が伴わないなんて事もあったりしますし、心を閉ざされたりしたらもう最悪です。
緊張と手の硬さはシンクロしますので整体施術は体も柔らかく、表情も柔らかく、心も柔らかくして”硬い手”を作らなようにする事が大切なんですね。