人間関係が上手くいかない時は体の硬さが関係しているかも

心身の硬さは時に人間関係に影響することもあります。

しかし緩むとそれが改善したりもします。 

 

40代男性のお客様の例です。

 仮にAさんとします。

腰痛で来院。毎日遅くまでデスクワークをしていて、元々好きだった運動をする時間もなく、気が付いたら腰が痛くて困っていました。

 

眉間のシワも深く、緊張感を全身から漂わせており一見するとチョッとだけ怖そうな雰囲気もああったのを覚えています。



 問診や触診をしていくと、やはり緊張が強く体も内側にクローズしています。その為に胸郭も抑え込まれ呼吸時も肩を上下させ無理に行っているという状態でした。

 

そこで腰の痛みはもちろん、何より体の緊張をなんとかしないとダメだという事をAさん自身に理解して頂けるよう説明。

 

元々快活で裏表のない性格だったようで、説明もすぐに成程と納得してくださり、それからは自分なりに時間を作ってちょっとした運動を習慣化してくれました。

真面目が故に思考も硬くなりがちでしたが、施術中に思考法のアドバイスも行い数か月。
 

 

ある日、来院したAさんはいつもより上機嫌で開口一番。

「後輩の女子社員に最近足を組んでいませんねと言われましたよ」

「そう云えば貧乏ゆすりもしてないかもな」と嬉しそうに話してくれました。

 

そして、それから程なく

「最近部下からの相談が増えたんだよね。おかげで仕事もしやすくなったよ。ありがとう」と報告して頂きました。

 

Aさんは俗にいう中間管理職なので上司にも部下にも常に気を張っている状態。

数か月前の心身の過度な緊張は仕方のないことだとも言えたのですね。

 

常に過緊張だと筋肉もガチガチになり、姿勢は猫背、表情も硬く、呼吸も浅くて酸欠状態ですから疲れやすく、すぐにイライラしてしまうという悪循環。

そんな感じでピリピリしていたのでは上司はともかく部下は気軽に声を掛けづらかったようです。

 

しかし体の緊張を緩めながら思考の仕方を変え、ストレスを溜めないよう元々好きだった運動を習慣化していく中で腰痛は無くなり、以前纏っていたピリピリとした雰囲気はすっかり元の柔らかい状態になりました。

 

雰囲気が変わり部下達も今まで遠慮していた相談や質問をしやすくなったようです。

 

部下の気持ちや性格が分かれば方針も決めやすく、今までよりも仕事がスムーズに運ぶようになったとのこと。

 

このAさんの例は心身の緊張が緩んで生活が変わった分かりやすい例ですが、誰しも心身の過度な緊張を緩めると生活の中で良い影響が出ることが少なからず出てきます。

 

もし何かにつまづいて困っているのなら、それはもしかしたら心身の過度な緊張でガチガチに硬くなっているのが原因・・・かもしれません(^^)

 

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