自家用車をやめてみた話

かっぱ子

最近自家用車を手放す人が増えてるって聞いたけど

ふくやま

実は私も去年の年末に自家用車を手放しましたよ

かっぱ子

うえ~マジっすか?

去年の12月に自家用車を手放しました。

特に強い思想があったわけではなく、単に乗る機会と所有する費用対効果・生活面を見直してみたところ自家用車を所有していなくても大丈夫そうだと考えたからです。

まず一般的に車の走行距離は1年で1万キロほどと言われています。が、私の車は購入して6年経っても2万キロちょいしか走行していませんでした。

結果として暫く自家用車なしの生活をしてみようという決断に至ったわけです。

ただこの数か月を振り返ってみると、気質的な問題も多少なりともあったかなとも。

自家用車を手放して8ヵ月ほど経ちましたので、メリットやデメリットなどを。

目次

メリット

経済的に楽になる

これはよく言われることですね。車検や税金、駐車場代、ガソリン代など自家用車を維持するための費用が無くなるのはとても大きいと思います。

更に所有している車の大きさや地域によっては、維持費はとんでもない金額になることもあるので生活費を削りたい人には良い手段になると思います。

視野が広がる

当たり前ですが車は車道しか走れないですし、気軽に停めておけないので、ちょっとした小道に入ったり駐車場のない小さなお店に気軽に行くことが困難だったりしますね。

ただこれが自転車や徒歩だったりすると、今まで気にも留めなかった小道に入ってみたり、気付いてはいたけど立地的に寄り難かったお店に行ってみたりと意外に行動範囲が広がったりします。

特に小道には住宅街にポツンとある穴場のお店を派遣したり、こんな所に道が繋がってたのかと感心し何年も住んでいるのに知らなかった発見があって楽しく感じます。

精神的に楽になる(特にHSP気質の方)

個人的にはこれが一番大きなメリットだと思います。そもそも車の運転というのは疲れるものですが、HSP気質の方にとってはそれが顕著に反映されます。

HSPの4つの特徴であるDOES:考えすぎる、刺激を受けやすい、共感力が高い、些細な事にも気付く。

車の運転はこれらの全てをフルに刺激され、更に持っている感覚を開きっぱなしにする行為なんですね。

運転中は予想、予測、聴覚、視覚、死角への注意、体に伝わってくる振動やハンドルからの道路状況、会話、音楽等々アンテナの感度を全開にして運転をするので、精神的にもかなり疲弊していました。

それ以外にも無理な割り込みをされたり、煽られるなんてこともあって神経を削られまくるのは中々キツいです。

健康に良い

歩く時間が増えることで健康になったと感じる人も多いようです。実際に運動不足が解消されてダイエットになったという話もチラホラ耳にします。

私自身はそれ程の体感はありませんが、今まで車に乗る比重が高かった人にとっては健康へ大きな一歩になるのではないでしょうか。

知らない街の雰囲気を味わえる

自家用車がないと目的の店舗や施設のある駅に行く為に、公共交通機関を使うことになります。

車だと目的の施設に直接行くことが出来ますが、移動手段が電車やバスになるので、場合によっては今まで降りた経験のない駅に向かうことになりますが、これがまた楽しかったりします。

駅周辺の散策をしていると、その街の人や街の雰囲気などの空気感を味わえるので、車でしか行ったことのない街が意外と住みやすそうだなと感じたりして、これまた一興と楽しむことが出来ます。

デメリット

天候の悪い日の出掛けるのが億劫になる

言うまでもなく自家用車がないと目的地までドアtoドアで行けないので、大雨だったり猛暑の日は気構えてしまいます。

そういうものだと慣れてしまえば何てことはないのですが、かさばる荷物があったり駅から離れた場所に行くときは、かなり面倒だなと思うでしょう。

大きな買い物や荷物を運ぶのにスムーズにいかない

ちょっと大きめの買い物をしたかったり、荷物を運ぶ際にはレンタカーを借りたり、店舗の配送サービスを使わなければなりません。

日常でこういったケースが多い人にとっては、大きなデメリットになると思います。

大型ショッピングセンターに行き難い

ホームセンターやショッピングモールなどは郊外やロードサイドに建てられるケースが多いので、こういった場所に気軽には行き難くなります。

これも小さなお子さんがいたり、家族が多い人にとってはデメリットに感じると思います

個人的には、こういった場所は何となく暇つぶしで行ってた事の方が多かったので、無駄な散財は減りました。

何だかんだ移動にはお金がかかる

電車やバスに乗るにも料金は発生します。

月の内の出掛ける度合いによっては、ガソリン代の方が安いこともあるかも知れません、仕事以外にも頻繁に出掛けたり習い事が多い人にとっては、金額面では自家用車も公共交通機関も変わらないか高くつくこともあるかもです。

時勢的に不安

このご時世に少しでも感染リスクを減らしたいと思えば、駅や電車はどうしても人が密集しますので、頻繁に出かける方はやはり不安に感じると思います。

まとめ

最近はカーシェアリングがかなり使いやすくなっているので、自家用車が無くても不便に感じる人も少なくなっている印象です。対して郊外で子育て中だったり家族が多い人には自家用車は必需品だと思います。

私自身も今は不便を感じませんが、今後引っ越しや家族が増えたりして環境が変われば再度自家用車の購入を検討することも十分にあり得ます。

ただ運転中心のどこかにあった”いつか自分が加害者になってしまうかもしれない”という言い知れない不安から逃れられているのは精神的に大きいかなという考えです(これはある意味HSP的な発想なので、そこまで気にして運転する人は少ないと思いますが…)

基本的に車は楽しく便利な乗り物なので、自家用車の有無はどっちが良いというのではなく、それぞれの生活環境に合わせてフレキシブルに選択出来れば良いと思います。

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