10月ともなると流石に涼しくなっておりますが、日本の夏はひと昔ふた昔前の日本とは違い筆舌に尽くしがたい程の猛暑や突然の豪雨等々で、かなり過ごし辛くなっていますね。
昨年ふと(こんなに暑くてまるで東南アジアのような気候なら、そちらの服装に習えばいいではないか)と思い立ち”タイパンツ”を購入してみたところ、これがまた快適で最早デニムすら履けないのではないかと思っています。
タイパンツとは
そもそもタイパンツとはタイの漁師さんが履いていたものだそうでフィッシャーマンパンツとも呼ばれています。
タイの蒸し暑い気候に合わせてワイドな形状になっており、ゆったりさらさらした履き心地で動きやすく、タイでは「サバーイ・パンツ」とも言われているそうです。(サバーイはラフや快適、気持ちいい等の意味)
タイパンツの利点
利点と言えば”快適”これにつきるのではないでしょうか
前述のとおりタイパンツはウエスト部分もかなりゆったりとした形状になっており、これを紐で調整して結ぶだけです。
この感覚はちょっと浴衣にも通じるものがあって、履く着るというより纏って結ぶというイメージ、足元が締め付けられないのも少し近い気がします。履いたことはないのですがスカートもこんな感覚なんですかね?
更にほとんどのものが綿100%なので肌触りも良く、濡れてもすぐ乾きますし、カラーバリエーションも豊富なのでセンスの良い方であれば(私はダメですが…)豊富なアレンジで着こなせるのではと思います。
タイパンツのデメリット
快適さという感覚が上位でないのなら、ひょっとするとデメリットの方が強く感じる人が多いかも知れません。
まずアジアン、エスニックなファッションが嫌いな人には不向きですし、日本では少し浮くような気がします。
ただ男性の場合だと一番困るのはトイレでしょうか。
個室を使えば何のことはないのですが、所謂小便専用の便器だと紐を緩めなければならないので慣れるまでは油断するとズルリと床まで下がってしまうかもしれませんし、その後に履き直すのも面倒です。
あとは初対面の人にカッチリとした印象を持たれないとかですかね?
男性こそスカート?
急に話は変わりますが、そもそも私は動物として考えるなら男性の方がスカートを履いた方が良かったのでは?と思ってたりします。
ご存じの通り男性には股間でぶら下がっている男性器があります。で、陰嚢の中には精巣があるのですが、この精巣の温度調整をする為にわざわざ体外でブラブラしているのですね。
温度調節が何故必要かというと精子を作るためには体温より2~3度低い方が適しているからだそうで、陰嚢の皮膚がシワシワなのも表面積を増やして熱を放出する為です。
ですから、ずっと狭い所にしまわれていると熱が籠ったり蒸れやすくなって製造工場の効率が落ちてしまい、ヘロヘロと体力のない精子が作られてしまいます。
みたいなことを考えると健康で元気な精子を作るためにも、陰嚢君には風通しの良い場所で心置きなくブラブラして貰いたいなと思うわけですね。
とはいえスカートを履くわけにもいかないしな~と一般的には思うじゃないですか。
そこで気付いたのが和服です。
以前から興味があった着物はそう考えると良く出来ているなーと改めて関心したりして、その流れでタイパンツも機能的じゃないかと思ったりするわけです。
最後に
と、何だかんだと私見や屁理屈をこねましたが、要はだんだんと年を重ねていく内に着心地の良さが重要になってきたというだけなんですけどね。
一昨年辺りからジョガーパンツを履きだし、時折浴衣を羽織り、タイパンツも知ってしまったので、最早ベルトで締め付けるデニムなどは履けないんじゃないかなとも思っています(妻から許可がおりれば普段着が作務衣でもいい位)
ただタイパンツに合わせる秋冬物の上着を持っていないので、そろそろタイパンツも衣替えになってしまうんですがね…(^^;)