太極拳と後ろ歩き

左右倒巻肱(ザオヨウダオジェンゴン)

これは簡化24式太極拳の第6式になるのですが、套路で唯一後ろ歩きで進むという動きをします。

この後ろ歩きというのがとても重要なポイントで、バランス力の強化、そのバランスをとるための筋力。とくに殿筋群やハムストリング、身体を立てるための脊柱起立筋などが強化されます。

アナトミートレインで言うところのスーパーフィシャルバックラインやラテラルラインなどに関連し、身体の連動性にとって重要な部分です。

身体の連動性は、仕事の大部分がデスクワークになりエンタメも一つの画面で収まってしまう現代社会において、生活運動から大幅に削られてしまい、この事が繰り返される腰痛や肩コリの原因の大きな要因ともなっていますし、高齢者の躓き防止にもなります。

太極拳を日常的に行うという事は、自らの身体を整えるという意味においても大切なんですね。

当院ではこういった太極拳の動きを利用した運動指導なども行っていますので、興味が湧いた方はお気軽にご連絡ください。

左右倒巻肱
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