下半身の筋肉 太ももとお尻は重要

前回の記事で加齢による筋量の低下に伴うデメリットをいくつかあげましたが、その中の筋肉量の減少が何で日常生活の動作や運動能力に深刻な影響を与えるの?ってことをいくつか記載したいと思います。因みに下半身は特に大腿部や臀部の筋肉が影響を受けやすいので、これに焦点を当てて詳細に見ていきましょう。

大腿部の筋肉の影響

太ももを触ってみてください。大きくて頑丈な筋肉なのが分かると思います。この大腿部の筋肉は歩行、階段の昇り降り、座位から立ち上がるなど、日常生活で不可欠な動作に関与していますので、加齢に伴う筋肉量の減少は、これらの動作に必要な力を低下させ動作が緩慢にする、または正確な制御が難しくなります。

例えば:高齢者が階段を昇る際、足腰の筋肉が不足していると、バランスを崩しやすくなり、転倒のリスクが上がります。

臀部の筋肉の影響

言うまでもなくお尻の筋肉もかなり大きく頑健です。この臀部の筋肉は立位を維持し、歩行時における姿勢制御に不可欠です。加齢による筋肉量の減少は臀部の筋肉の弱体化を招き、姿勢の不安定性や歩行時のバランスの喪失に繋がります。

例えば:筋力低下により臀部が弱まると、歩行中に体の傾きやゆがみが生じ、これが腰痛や姿勢の悪化に結びつくことがあります。

対策法

  • 定期的な運動: 筋力トレーニングやウォーキングなどの有酸素運動を組み合わせた運動が、筋肉量の維持や増加に効果的です。
  • バランスの向上: バランスを鍛えるためのエクササイズやヨガなどを導入し、転倒リスクを軽減します。
  • 栄養の最適化: タンパク質摂取を増やし、適切な栄養補給を行うことが、筋肉の健康をサポートします。
  • 生活習慣の見直し: 長時間の座位や運動不足は筋肉の衰えを促進するため、積極的な姿勢の変更や運動を組み込むことが大切です。

まとめ

大腿部と臀部の筋肉が加齢に伴って衰えるというのは日常生活に直接的な影響を与えます。ですが、適切な対策を取ることで、これらの影響を軽減し、健康な生活を維持することも十分可能です。運動や栄養、生活習慣の最適化は、加齢に伴う筋肉の変化への対処において重要な要素となるので、この機会に生活を少し見直してみましょう。

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