整体師が触感を養う方法

整体の仕事をしていると”硬い”という感覚に慣れてしまうもの。

 

それは言葉だったり触感だったりするのですが、日常的にカチコチに凝り固まっている体を解すのが仕事なのでそれは致し方なし。

 

まぁ硬いと言っても体だけではなく”思考のクセ”なんてものもあるのですが、とにかく我々は”硬い”に馴染んでしまってるわけです。

 

これって改めて考えると何だかな~と思うんですよね。

 

だって「硬いですね~」「ほらカチカチですよ」とか何気なく発した言葉で、自分も相手もそれが”硬い”ものだと思い込んじゃうわけです。それこそ実際の事象よりもです。

 

かと言って凝り固まった筋肉を触って「柔らかいですね~」「ほらグニャグニャですよ」というのも嘘過ぎて無理がありますよね。マジで何言ってんだコイツなんて思われかねません。

 

なので、こっちサイドが日常的に”柔らかい”に慣れるのも大事なんじゃないかな~なんて。

 

考えてみたら柔らかい物に触れる機会って凄く少ないし、対象もパッと頭に浮かびません。

 

猫でも飼っていたら「あのお腹はさぞかし柔らかいんだろうな」なんて思わなくもないのですが、普段から慣れ親しむという程の”柔らかい”は周りに転がっていないのです。

 

福山
福山

そこで僕はウムムと考え(筋少かっ)スライムで遊ぶことを思い付いたのです。

 

早速実践中なのですが、これがまた中々に良い感じ。

 

触感も素晴らしいし変に力が入るとこぼれてしまうので、感覚を養うにはとても良いんじゃないとかと、ハマり中。

 

そもそも僕個人の考えなのですが、すっと前から究極は(施術者側が凄く柔らかいものを触るタッチで体に触れればそれだけで相手は弛む)と思っています。

 

現状、ただ触るだけでは相手が弛んでくれないので、まだまだ僕の修行が足りなのでしょう。

 

実際に普段からの触感やイメージの訓練はバカに出来ないもので、浸透療法という肘を使って深部の筋肉にアプローチする手技を行う際も、昔教わった時のように”グッと突き刺す”イメージと”スルリと潜こませる”イメージでは後者の方が相手に抵抗されず、より深くにアプローチ出来るので面白いものです。

 

そんなわけで今日もオジさんはスライムで遊んどるわけです(^^)

 

 

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