バランスを鍛えるにはメカノレセプターを刺激するのだ

ところで人間には固有知覚という感覚があります。

 

これは簡単に説明すると「今関節がどのくらい曲がっているか、どの方向に力がかかっているかを判断し認識する感覚」なんですね。

 

この感覚が発達していると、例えば球技を行なう際に体をどの方向にどの位の力を使えばボールを上手くコントロール出来るのかが分かり、かつそれを高いレベルで行うことが出来ます。

 

もちろん体のバランス感覚にも大きく影響するので、固有知覚はなるべく鈍らせないようにするのがスポーツだけでなく日常でも大切なんですね。

 

この固有知覚は感覚受容器と言う場所に関わってきますが、足の裏のにはこの感覚受容器という器官が沢山あり特に拇指、中足部、踵部に多くあります。

 

 

福山
福山

因みにこの感覚受容器は「メカノレセプター」という超カッコいい名前がついていて、つい「メカノレセプター発進!」と言いたくなってしまうという・・


 さてここで少し重要なのが足裏の受ける刺激は抗重力筋の緊張を誘発するという事です。

 

足裏のセンサーが発達していれば刺激が入った時に過度な緊張を起こさず、丁度良いバランスにすることが出来ます。

 

普段あまり運動をせずに足裏の刺激が少ない方はどうしても感覚が落ちてしまうので、ちょっとした刺激でも過度に体を緊張させてしまい、姿勢の崩れや肩こり腰痛などのトラブルを起こしやすくなります。

 

昔のように裸足で野原を駆け回るのは本当にとっても大切な事だったんですね。

 

 

しかし適度な刺激を繰り返すことで感覚受容器はある程度鍛えられますので、時々砂浜で裸足になるとか公園の芝生を裸足で散歩するなんてこともしてみると良いかも(^^)/

 

それが難しい人は家の中でも鍛える事が出来ます。

 

床に敷いたタオルを足の指で手繰り寄せるタオルギャザーという運動や床にペットボトルの蓋を置いてやはり足の指で拾う等、日常生活の範囲内でも簡単に行えます。

 

高齢者の転倒防止にもなりますので積極的に足裏の感覚を鍛えてみて下さいね(^^)/

 

 



 

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