整体の勉強はタイミングも大事だというお話

整体を始めてしばらく経つと、必ず壁にぶち当たります。

「こんなに頑張ってるのに全然治ってくれない」

「全く指名が取れない」

「今やってる手技で大丈夫なんだろうか?」

これは必ずやってきます。

こんな時に注意したいのが迷走して中途半端な技コレクターになってしまう事です。

勿論技術を深めるために色んな手技や知識を勉強するのは間違いではないです。

むしろ勉強は沢山した方が良いですし、引き出しが多いに越した事はありません。

ただ自分の技術の習得度や知識を得るタイミングを誤ると大変だという事です。

まだ自分の技術や経験が固まってない内に、あちこちのセミナーや勉強をしてしまうと単純に自分の軸がぶれます。

例えば今日行ったセミナーではストレッチが大事だと言ったとします。実際その先生は素晴らしい手技や理論で目覚ましい結果を出しているでしょう。早速あなたは自分の施術に取り入れます。

そして何か月後にあなたはまた違うセミナーに行きます、何故なら真面目で勉強熱心だからです。

しかしそこではストレッチはあまり好ましくないと言われました。ちょっと困りますが、先生の人格も素晴らしく、目から鱗の理論で大きな結果を出しています。

どうですか?多分あなたは次の日からあまりストレッチをしなくなりますよね?

ある本には技術が一流と言われるまでにかかる時間は一万時間と書かれています。

せっかくの素晴らしい技術も習得度が低くちゃんと身につかないのは勿体ないと思いますよね。

そしてあなたのクライアントは数か月ごとに変わる手技と理論についていけなくなり信頼関係は崩れて離れてしまいます。

えーと思うかも知れませんが、そんな風になってしまう人は一定数必ず出てきます。悪くすると自信をなくしてこの業界から去ってしまう人もいるでしょう。

なので焦らず困った時は今持っている技術と知識を全力でぶつけて下さい、そうして経験を重ねると自分の軸が出てきますので、今度はその軸にそった知識や手技を沢山勉強すると軸は太い幹になっていきます。

「守破離」ではありませんが、その幹がしっかり育っていればいつか今持っているものを全て手放して全く違うことを取り入れる時でも軸はブレません。

壁にはどんなベテランも常に直面していますし、僕や仲間も定期的に自分の技術を疑います。

しかし自分の技術や接客が完璧だなんて思った時点で成長は止まってしまいますので、この仕事を続ける事と悩み続けるのはセットだと思って、足元がふらつかない様に気を付けるようにすると良いんじゃないかなと思います。

福山
福山

いやホントに高くて厚い壁には何回もぶち当たります・・・トホホ

お互い頑張りましょう(^^)

 

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