当院に限らず頻繁に寄せられる相談に「沢山寝たのに、疲れがとれない、8時間くらいは寝てるんだけど」と、このようなお悩みがあります。
まだ水曜なのに重い体を引きずり、粘泥を進むが如くノロノロとした足取りで、家を出る。
そんな毎日を、それでもこれが当たり前なんだと、自分に言い聞かせながら過ごしていませんか?
そうなるには理由がある
勘違いしがちですが、朝起きたときに疲れが取れていないのは、睡眠時間の問題ではないことがほとんどだったりします。
えー、と思うでしょうが、神経的な作用が良くない方向で働いているというのが、その主な原因なんですね。
例えば、明日の仕事のことを考えながら眠りにつく。そんな事を繰り返していると、眠っている間中ずっと「緊張(戦闘)モード」がセットされ続けます。
そりゃそうですよね、仕事なんてものは大抵リラックスして望むものではないわけで、肩の力を抜いて深い呼吸で眠りにつける道理などありません。
このことを鑑みれば、寝ても疲れがとれないのも当然であろうと納得できるはずです。
また、よく知られるところですが、自律神経には活動するときに働く交感神経と、休むときに働く副交感神経があります。
本来であれば、夜になると副交感神経が優位になるので、体は修復モードに入り、寝ている間に疲労の回復が行われるのですが、緊張やストレスが続いた体は、夜になってもその切り替えがうまくできないことがあります。
こうして、寝ても疲れがとれない体が出来上がっていくわけです。
現場でみる人たち
「寝ても疲れが取れない」とおっしゃる方には、ある共通点があります。
首の付け根から背中の上部にかけての硬さです。神経系からくる硬さは何というか家具のように弾力性のない、そこに情けのようなものがない硬さなんですね。
なので、力づくでガシガシやっても、当人の気持ち良さはともかく、筋肉自体は緩まないことが殆どです。
また、本人はその硬さに慣れてしまっているので、「そういうものだと」と諦めていて、初めての来院の人は、まあ気持ち良ければいいや程度の感覚で来れれるという人も一定数います。
かといってその硬さを放置しておくと、ますます自律神経の切り替えを邪魔して、(※神経の通り道が、筋肉の緊張で圧迫されているイメージです。)
元に戻りづらい体を積み上げていく危険性は十分にあるので、できれば早めに対処することをおススメしたいと思う次第。
セルフケア
ではここで、寝る前の1分でできることをお伝えします。
・布団の中で仰向けになり、両手を胸の上にそっと置きます。
・そのまま鼻からゆっくり4秒吸って、口から8秒かけて吐く。これを3回だけでいいので行ってください。
よく見る方法ですが、案外習慣化するのは難しかったりします。
ポイントは「吐くことに集中する」です。息を吐くとき、体の力が少し抜ける感覚があれば、副交感神経が働き始めているサインだと思ってください。
勿論これで全て解決とはいきませんが、体に「もう休んでいいよ」と伝える練習にはなります。
大きな目的のために、まずは毎日少しずつを目標に続けてみて下さいね。
最後に
もしこれを読んで「うん、当てはまるな」と感じたなら、一度ご相談ください。
首や背中の硬さは、自分では気づきにくい場所にあるので、他人に触れてみて初めて「こんなに張っていたのか」と感じる方がほとんどです。
整体処りら福は、町田駅から徒歩7分。
緊張しやすい方、初めての方が安心して来られるよう、静かな環境でお待ちしています。
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