ニュースを見るたびに疲れる人の、神経系で起きていること

何だかもう情報過多で疲れていません?

もはや半自動的な動作でスマホを開くと、良い悪い関係なく様々なニュースが飛び込んできます。興味がなくても少しでもひっかかるようなワードがあれば、とりあえずは読んでしまいますよね。

で、なんだかくたびれてしまう。

ほとんどの記事の内容なんて、文字数も少なく数時間もすれば忘れてしまうような内容なのに、気づいたら疲労感に襲われているなんて経験はあなたにもあるのでは。

もしかすると、自分で思うより精神が弱いのかもしれない、刺激への免疫力が低いのかな?と考えたことがある方は続きをどうぞ。

目次

そのニュースを読むとき、体に何が起きているか

前提として、文字を目で追っているとき、脳はただ情報を処理しているわけではありません。

自分にとってそれが関係するのか、もっと細分化すれば直ちに影響があるのか、その影響はどこまで及ぶか、それとも全く関係のない対岸の話なのかを判断しながら読んでいるわけです。

とりわけネガティブな情報「事件、紛争、経済の不安、誰かの不幸」に触れたとき、脳は強く反応し前述のように「これは自分に関係があるか」を無意識に見極めます。

そしてそれが関係があると判断した瞬間、体はススッとごく自然に警戒態勢に入るのです。

心拍がわずかに上がり、呼吸は浅くなり、肩に力が入ります。つまり警戒臨戦態勢になるわけです。これらはともすれば、自覚できないほど小さな反応なのですが、何度も積み重なると、ぶ厚い層を形成して自律神経にとって拭いきれない負荷を与えてしまうのです。

仮に、たった一つのニュースでこれらの反応が起きているとしたら、スマホを開くたびに同じことが繰り返されていると言えます。厄介なことにこの反応はアプリに表示される見出しだけでも処理を開始するのです。

「気にしすぎ」ではなく、「感じ取りすぎている」

ニュースで疲れやすい人は、感受性のアンテナが高く情報の処理も細かく丁寧な傾向にあります。

他の人が読み流している情報を、より広く深く、より具体的にイメージしながら受け取っているのです。私の業界でいえば、施術中に相手の痛みや辛さが自分に伝わってくるという反応も少なくありません。

整体師は施術中にそのアンテナの効果が発揮されますが、HSP気質と呼ばれる特性の人はそれが常時発動しているのです。それは言い換えれば敏感であるということであり、情報を細やかに処理できる丁寧さを持っているということです。

ただ、その丁寧さは、今の情報過多の現代では消耗の原因になりやすいのです。

あなたが「自分だけがこんなに疲れるのはおかしい」と思っていたとして、それはおかしいのではなく、脳や神経系の構造がそうなっているだけなのです。

慢性化すると、体はこうなる

とはいえこういった小さな警戒反応が毎日積み重なると、自律神経のバランスが崩れやすくなります。

交感神経が優位な状態が続くと、体は常に「何かに備えている」モードから抜け出せなくなります。これが過緊張という状態です。

あなたも心当たりはありませんか。

  • 特に何もしていないのに、夕方になると体がぐったりしている
  • 休日に何もしていないのに、月曜の朝より疲れている気がする
  • 肩や首が常に張っていて、ふとした瞬間に「また力が入っていた」と気づく
  • 寝ても疲れが取れない、朝から体が重い
  • ちょっとした物音や通知でドキッとする

これらは神経系が慢性的に疲弊している状態のサインなので、意志の力でどうにかなるものではないのです。

来院した方に、よく起きること

当院に来られる方の中に、こういった方が一定数います。

「自分でもなぜこんなに疲れるのかわからなかった」とか 「病院では異常なしと言われた」とか 「疲れやすいのは体質だと諦めていた」とかとか。

そして施術を通じて体の緊張が緩んでくると、変化は体だけに留まらず「ニュースを見ても以前ほど引きずらなくなった」「気になっていた情報が、なんとなく流せるようになってきた」などといった感想が出てくることがあります。

難しい話ではなく、神経系の緊張が解けると、外からの刺激に対する体の反応が変化し、流し・受け止める柔軟性が戻ってきます。

そうなることで、情報の質や量自体は変わっていなくても、体がいちいち警戒態勢に入らなくなり、「疲れにくくなった」という体感として現れてくるのです。

自律神経の過剰な反応が低くなれば、ニュースを見ても、前ほど引きずらない自分になれる可能性があります。

今日からできること

そのための提案として、以下を心掛けてみてください。

ニュースを見る時間を、一日の中で決めてしまう。これだけです。

朝起きてすぐと寝る前は見ないようにしましょう。これだけでも神経系への負荷はかなり変わります。なぜなら起床直後と就寝前は、自律神経が最も影響を受けやすい時間帯だからです。

情報を遮断するのではなく、受け取るタイミングを少し選んでみるということです。

疲れやすさは、あなたの弱さではない

もしニュースを見るたびにしんどい。それを「自分が細かすぎるのか?ちょっとおかしいのか?」と思ってきた方がいれば、今日からその考えを捨てましょう。

あなたの神経系は少し尖り気味で鋭敏に反応しやすいだけなのです。

心と体はつながっています。体の緊張をほぐすことで、その緊張のレベルを下げることができます。

しんどさが続いている方は、一度ご相談ください

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